白緑蝶"ever since【続】
卯月がまだ自分の事を想ってる
事を知り、戸惑う空の頬にキス
をするテオ。

「うわっ、おまえな?
 
 やめろよ」

空は、手の甲でキスされた頬を
拭う。

そんな空の腕を、ぎゅーっと
強く握り締めるテオ。

「ソラの事、好きな子
 たくさんいるねぇ?

 ユラより
 あの子の方が美人なのに
 それでもユラがいいの?」

エレベーターの前・・・

「テオ、おまえは本当の
 ユラを知らないだろう?

 ユラは、誰よりも綺麗だよ

 まっ、俺にしか見せないから
 おまえは一生見れない」

「ふうん
 
 そう言われると見て
 見たいかも?」

「無理だ」
< 103 / 638 >

この作品をシェア

pagetop