白緑蝶"ever since【続】
「何でもねえよ
 
 その手、放してくれる?」

「嫌だよ
 腕組むぐらいいいじゃん
 
 キス
 逃げられてばっかだし」

プクーと剥れるテオは、顔だけ
見ていたら、ほんと天使のよう
にかわいい女の子に見える。

「当たり前だろう
 
 そう何度も何度も
 させるかよ

 おまえの手の内はわかった」

「ふうん
 そんな事、言っていいの?
 
 バイクの事、言うよ

 マネージャーさん
 バイクが・・・」

「おいっ、こらっ
 
 テオ、やめろ」

「テオさん、バイク
 どうかされましか?」
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