白緑蝶"ever since【続】
「そう?じゃあ、寝る

 ユラに、テオ

 おやすみ」

「おやすみ・・・」

布団を深く被り、瞳を閉じ
眠りにつくソラを見つめながら
動けない私にテオさんは言う。

「ソラなら心配ないよ
 
 ほらっ、休ませてあげよう」

「うん・・・」

バタン、閉まるドア。

「あ~、疲れたぁ
 ソラのやつ、飲みすぎだよ」

リビングのソファーに腰を下ろ
すテオさんに私はペットボトル
のお水を差し出した。

「どうぞ」

「ユラ、サンキュー」

「テオさんが一人でソラの事
 連れて戻ってくれたの?」
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