白緑蝶"ever since【続】

白蝶†空

俺は、いつ帰宅して
いつ眠ったのだろう?

覚えてない・・・

「いてぇ」

最近の俺は目覚めると
決まって頭痛に襲われる。

ガチャ・・・

「ユラ

 ユラちゃん」

こんな時間におまえが居るわけ
はなく俺は薬を求めて、常備薬
の入った引き出しに触れる。

ガチャ・・・

今度はテオの部屋のドアが開く

「ソラ、おはよう
 
 どうしたの?」

「テオ、わりぃ、水くれる?
 
 確かここに頭痛薬が・・・」

引き出しを開ける俺に届く声。

「待って、薬なら僕が
 持ってるから座ってて」

テオに貰った薬を飲んだ俺は
電気はつけないまま、こたつ
布団に入り横になる。
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