白緑蝶"ever since【続】
私の頭の中、百枝の言葉が
くるくる、くるくる巡る。

「ソラ
 
 さび、しいよ・・・」

ぽろり

こぼれても、こぼれても
私の瞳に涙は溢れる。

『何時間でも待っています』

咲、ソラを待つこと

もう限界かも・・・

朝になったら、私はこの部屋を
出て行かなくちゃ。

『♪〜僕の夢の中
 君に会えるなら
 僕は目覚めなくていい〜♫』

その時、携帯電話の着信音が
鳴り響いた。

Ice green butterfly"

その音、その声に私は慌てて
電話に出た。
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