白緑蝶"ever since【続】
その後、料理を食べ終えた
二人は、いつも通り。

「ユラのお兄さん
 料理人なんだね?

 ユラの手料理
 いつもおいしいけど今日の
 料理は特別おいしかったよ」

料理を振舞ったお返しに片付け
を手伝ってくれるテオさん。

「本当、テオさんのお口に
 あってよかったぁ

 でも、カッちゃんの料理は
 こんなもんじゃないよ
 
 もっと、おいしいもん

 ねえ、ソラ、今度
 三人で食べに行こうよ」

テーブルを布巾でふく、私。

「そうだなぁ・・・」

考えてる、ソラ。

「僕、行きたい
 ソラ、連れて行ってよ」

「テオ、そうは言っても
 悪いが今は時間がない
 
 帰国する前には必ず行こう」
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