白緑蝶"ever since【続】
さあ、お腹もいっぱいに
なったことだし

「もうひと仕事、頑張るぞ

 おう」

大きな声でそう自分に活を入れ
ながら、階段を降りる私とすれ
違うのはカフェへと向うお客様

私のこと、クスクスと笑ってる

キャー、恥ずかしい

逃げろー

私は急いで、お店に戻った。

カランカラン

「何、ヒワったら

 真っ赤な顔して

 赤顔のトナカイさん?」

配達から戻って来ていた姉に
私は言う。

「お姉ちゃん

 それを言うなら
 
 赤鼻でしょう?」

労働は、めちゃくちゃハードで
体もクタクタだけど

今夜は、聖夜・・・ワクワク
< 222 / 638 >

この作品をシェア

pagetop