白緑蝶"ever since【続】
「そうか

 大事な話がある
 後で話そう」

ややこしい展開に、瀬名は
頭を抱えた。

『僕に任せてよ』

「話をこれ以上、厄介にして
 どうするつもりだ?
 
 全く、うまくいかない・・」

瀬名は、自分の行いを責め
自分という人間を強く戒めた

撮影カメラの前で動く事なく
佇む、三人、その表情は
困惑してる。

「ソラさんに、テオさん
 セナさんまで、そんな
 硬い顔しないでくださいよ

 もっと、リラックスして
 いきましょう」

頭を左右にふり余計なことを
考えるのをやめた空は言う。

「やめやめ

 テオ、今は全てを忘れろ

 俺も忘れる」
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