白緑蝶"ever since【続】
「違う、そうじゃない

 おまえがユラとの結婚の
 ことで悩んでるのを間近 
 で見て、俺は・・・

 俺が過去にした過ちを
 思い出し
 
 つい、テオの前で大酒飲んで
 悪酔いしてその事を愚痴った
 んだ

 そしたら、あいつは・・・」

契約の為に、スタッフとテオの
元へ渡米していた瀬名。

高級ホテルの上階は高級感漂う
クラシカルなムードのBAR。

そこで、以前仕事をした事を
きっかけに親交のあった瀬名と
テオの二人は酒を飲みいろんな
話をした。

その酒の席で、テオが空の話を
聞きたいと言い出し、酒を飲み
会話を進めていくうちに酔った
勢いもあり、ある想いを瀬名は
テオに語ってしまう。

「君のせいで、二人は?」

「そうだ、二人の結婚を破談に
 したのは、この俺だ・・・」
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