白緑蝶"ever since【続】
私の手首を、ぎゅっと握り締め
自分が乗車して来たタクシー
へと私を無理やり引っ張って
行く、ソラ。
「嫌だよ
嫌だったら」
ソラの手を振り解こうとしても
解けない。
手錠をかけられ繋がれている
ように頑丈で放せない。
「ソラッ、待てよ」
ソラの肩を掴む真澄の手を
退けるのは、穂澄。
「アニキ
いいのかよ?」
かっちゃんは黙ったまま
頷き、私を見つめる。
「ヒワ
行って、話して来い」
「話すことなんて・・・」
「いいから、行け」
私の声を遮る、いつも温厚な
かっちゃんの強い声に、私だけ
じゃない、真澄もお姉ちゃんも
驚いてる。
自分が乗車して来たタクシー
へと私を無理やり引っ張って
行く、ソラ。
「嫌だよ
嫌だったら」
ソラの手を振り解こうとしても
解けない。
手錠をかけられ繋がれている
ように頑丈で放せない。
「ソラッ、待てよ」
ソラの肩を掴む真澄の手を
退けるのは、穂澄。
「アニキ
いいのかよ?」
かっちゃんは黙ったまま
頷き、私を見つめる。
「ヒワ
行って、話して来い」
「話すことなんて・・・」
「いいから、行け」
私の声を遮る、いつも温厚な
かっちゃんの強い声に、私だけ
じゃない、真澄もお姉ちゃんも
驚いてる。