白緑蝶"ever since【続】
そう

ソラに触れるとめちゃくちゃ
あったかくて、寂しさなんて
飛んでいっちゃった。

「ユラ、泣くな
 
 明日帰るテオの為にも
 今日は笑っててやれよ」

「テオさん、明日帰るの?

 寂しくなるね」

「そうだな」

「ねえ 
 
 テオさんは、まだ
 ソラのことが好き?」

「さあ?

 でも、相変わらずだ」

そのとおり、宴が始まる時刻
のカフェ内でテオさんは相変
わらずソラの腕を奪い、離れ
ずにくっついている。

「テオ、みんなの前だ
 あんまり甘えんなよ

 誤解されるとうざい
 
 特に、ワタルとタカシは
 ・・・・・・」

「ソラっ、僕は明日
 帰るんだよ

 今日だけなんだ、君の傍
 に居られるのは・・・」
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