白緑蝶"ever since【続】
ストレートなテオさんの愛の
告白らしき、その言葉にソラ
は困った顔して私を見つめた。

ソラを見つめる、テオさんの
天使の瞳が悲しそう・・・

「わかったよ
 
 今日だけは大目にみてやる」

「やったぁ

 僕、嬉しいよ

 ソラ、ありがとう」

テオさんは、煙草を銜えたソラ
の頬にキスをする。

当の本人であるソラは驚くこと
なく手の甲で頬を拭った。

手馴れた感じに航さんと崇さん
は顔を見合わせてる。

「ユラちゃん
 
 もしかして、彼

 こっち系?」

右手の甲を左頬に翳し、私に
小声でそう問うのは、崇さん。

「さあ・・・?」
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