白緑蝶"ever since【続】
咲の頭を優しく母のように
撫でてあげる百枝。

「今日は付き合ってやるか」

「いいの、ヤマト?」

「ヤマトは、大丈夫
 
 大好きなおばあちゃんと
 一緒だから

 それより、男が大変
 
 年下は甘えたで駄目だね

 ダダこねたら別れてやる
 
 ちょっと電話してくる」

「うん」

お姉ちゃんは今、カフェの
ウエイトレスさんになって
食べ終えた食器を片付けてる

私も手伝った方がいいけど
咲を一人にはできない。

そこへ、瀬名さんが現れた。

「彼女、大丈夫?」

「はい、少し眠ったら
 落ち着くと思います」

「彼女、何か・・・
 いやっ、何でもない
 詮索するのはやめとくよ

 それより、テオの件だけど
 ・・・
 ソラから聞いた?」
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