白緑蝶"ever since【続】
「ソラから聞いてない?」

「はい」

ため息をつく、瀬名さん。

「やっぱりな

 あいつ、肝心な事を
 君には話さない」

「話さないのは、きっと
 ・・・
 相手が大切な人だから・・・

 教えてくださって
 ありがとうごさいます」

「テオも、君達の仲を本当に
 引き裂くつもりはないらしい

 テオにとっては君も、近しい
 仲間、友達」

「友達だなんて滅相もない
 恋敵でじゅうぶんです」

ソラの手の中に戻った卯月さん
の指輪。

二人は終わった・・・

『愛しいひと

 私は、選ぶの

 貴方との・・・』

カランカラン・・・
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