白緑蝶"ever since【続】
「別れるって言い出したかと
 思えば、ちゃっかり指輪は
 填めてるわで

 おまえって本当
 やってること、滅茶苦茶

 なあ、ソレしてるって事は
 
 結婚
 
 する気あんの?」

ソラの悪戯な微笑みに、私は
にっこり微笑んで答えるの。

「したいのぉ?

 どうしよっかなぁ」

貴方は、私の頭をコツンと
叩いた。

「痛い」

「おまえに決める権利なし」

私達の間に、振る冷たい雪は

白蝶・・・

淡雪となり消えてゆく。


雪の果(はて)

雪の別れ、忘れ雪が降る頃

私達は、無事に入籍

結婚した・・・
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