白緑蝶"ever since【続】
貴方は、おいしい、おいしい
と全部残さずに食べてくれた。

そして、その後は、ゆっくり
まったりソファーでじゃれ合い
ながらホールケーキをそのまま
頂く。

大きな口を開けケーキをパクリ
と頬張る私の姿を見て、ソラは
何かを思い出したように微笑む

「ソラ、どうしたの?」

「いやっ
 テオのこと思い出した
  
 あいつもおまえもケーキ
 食べてる時、子供だな?」

「ふふっ

 そうだ、テオさん
 今度はいつ来日するの?」

「初日ライブの前日に来て
 公演が済んだら、すぐに
 戻るんじゃないか」

「そう、大変だねぇ」

「テオは、世界を股にかける
 有名人だからな」

「そうだね

 少しでいいから、テオさんと
 話したかったなぁ」

「何の話?」
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