白緑蝶"ever since【続】
貴方にそう言って飛びつくのは
小さな女の子。

「まだ、起きてたのか?
 
 寝てるって今朝の約束は
 どうした?」

「だって
 パパにあいたいもん
 
 すきだもん」

愛くるしい瞳で、ソラを見上げ
見つめる。

・・・かわいすぎる。

「おいで」

そう少女は我が家に舞い降りた
天使。

ソラは、目に入れても痛くない
かわいい娘を抱き上げる。

それは、少女だけの特権。

「パパすきぃ」

少女は、ソラの頬にキスをする

「ゆら・・・」

そこへ、お風呂から上がった
ばかりの私は、濡れた髪を
タオルで拭きながら、ソラを
出迎えた。
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