白緑蝶"ever since【続】
寝室のドアを開けたまま
ゆらはこの部屋を出て行く。

俺も、ドアを閉めてこの部屋を
出て行く。

本当、快晴・・・

寝不足の目が痛い。

ゆらは、洗濯を干してるひわの
元で何やら話してる。

ひわの声が聞こえた。

「えー、無理だよ
 
 パパ、朝方に帰って来て
 お疲れだもの

 起きないわよ・・・」

「ひわ、おはよう
 珈琲、淹れてくれる?」

寝起きの髪をかき揚げてあくび
をする俺を、ひわが物言いたげ
に見てる。

「ぞうさん、ぞうさん
 おはながながいのね
 そうよ~♪」

「ゆら

 歌ってないで行くなら
 早く着替えろよ」
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