白緑蝶"ever since【続】
その後僕は、空と瀬名、ガウラ
のメンバー達と一緒に社長室を
訪れ、正式に契約を結んだ。

「テオ君、君にはしばらくの間
 住まいとなるホテルの部屋を
 こちらで用意させてもらった
 よ」

「ありがとうございます」

「今日のところは疲れただろう
 
 ある程度、案内が済んだら
 帰って休んで、明日に備える
 といい」

「お心遣い
 ありがとうございます」

案内された場所、そこは
録音スタジオ・・・

ミキシング・コンソールに
各種録音機材。

僕は、コントロール・ルーム
からブースを見つめる。

あの場所でガウラの一員として
僕は歌う。

「明日からここでテオ、君にも
 参加してもらい、本格的に
 ガウラは始動する

 ガウラの音楽を形にしていく
 為にも、君には早く、俺達に
 打ち解けてほしい・・・」
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