白緑蝶"ever since【続】
私は、その中のひとつ。

「ごめんなさい
 
 わかってるの
 わかってるけど・・・」

私を抱きしめてソラは言う。

「少し酔いからさめたケイトは
 子供の為に強くなると約束
 してくれた、もう俺に迷惑は
 かけないと・・・
 
 そう言った、ケイトの目は 
 真剣だった

 母は強し、なんだろ?」

「そう、子供のためなら
 女は強くなれる」

ソラは、私の両肩に手をのせ
私だけを見つめる。

「ひわ
 ここからは、大事な話

 俺、プロデューサーの
 仕事をやめる」

「えっ」

何・・・どういうこと?

私は言葉が出ない。
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