白緑蝶"ever since【続】
ソラは、ベッドの背もたれに
体を任せてゆっくりと語りだす

「最初から、そうすれば
 よかったんだ
 
 俺が人、特に女と関わりを
 持てば、こうしてくだらない
 文面が紙面を彩り、おまえ 
 を不安にさせる

 確かに今回のことは全て
 俺に非があった、だから
 こうしてある事ない事を
 叩かれてもしかたない」

騒動がおさまるまでは・・・

ソラの考え、それは、今度
自分やバンドにとって必要だと
思える人達以外との接触を経つ
事で、こんなにも煩わしい問題
は今後起きなくなると言うこと
だった。

「ソラ、本気なの?」

「ああ、正直、今回の件で
 俺も疲れた

 これからは、以前のように
 バンド一筋に力を注いで
 いい曲を作るつもりだ
 
 だからもう、心配するな」
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