白緑蝶"ever since【続】
「そうなの?」

「うん」

ソラは、何かを考えてる。

「じゃあ、行けよ」
 
考え終えたソラは、あっさりと
私を抱く手を解いた。

「何なの・・・」

あっさりし過ぎなんですけど。

「早く・・・

 ユラ、何してんの?」

私は、ソラの布団を捲くり
その中に忍び込もうとした。

「早く行けよ」

「行くの、やーめた」

「マジかよ?」

ソラは置き上がり、敷布団の
上に並んで座る。

「ソラ、話しよう?
 
 テオさんのことも
 どうにかしてほしい

 このまま、彼と一緒に
 暮らす自信ない・・・

 それに・・・」
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