白緑蝶"ever since【続】
卯月の付き人は言う。

「でも、ウズキさん
 本当に、このお話断っても
 大丈夫なんでしょうか?

 こんなにも、いい話・・・」

「何、言うの

 昨夜遅くまで話し合った
 でしょう?

 無駄話はこの辺で
 ほらっ、行きましょう

 ソラ、じゃあ・・・」

ヒールの音を響かせて歩く
卯月を呼び止める、空。

「ウズキ、待てよ

 おまえが決めた事を、この俺
 がとやかく言うつもりはない

 ただ、俺の事が関係しておまえが
 そう結論せざるを得なかったのなら
 それは違う

 これは、仕事だろう?

 自分にとって、ベストな道を
 選べよ
 
 UZUKIとして」 
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