嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


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それから三日が経ち、順調に回復し集中治療室から出て個室へと移動になった


相変わらず刺した箇所は痛むけど、息苦しさはなくり大分と身体は楽になった



「調子はどうだ?」


「蓮也。うん、大分楽になってもうすっかり元気だよ。って…蓮也…此処へは来なくて良いよ」


「何言ってやがる。来る来ないは俺の好きにさせろ」


「…でも…私の顔なんて見たくないでしょ?私ならもう大丈夫だから…」


「…里桜。その事だが……――」



蓮也が私の方へと歩み寄る刹那、ドアをノックする音と共にドアが開きそこには幼なじみが立っていた。



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