嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「お前は俺を信用してねーな?別れるとでも思ってたのか?」
「だって、あれだけの事してしまったから…」
「お前が気にする気持ちはわからなくもないが、あれくらいの事でどーにかなる訳ないだろが」
「…蓮也」
「今まで通り、俺達は何も変わらない。いいな?」
「…うん。蓮也…有難う…ありっ…がと…っ…」
「何泣いてんだ…ったく」
だって…嬉しかったんだもん
もう終わったものと思ってたのに、蓮也はそうじゃなかった
私の事も何もかも受け止めてくれて、また私と歩んでくれる。凄く嬉しいし感謝してるの。