嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
本当に有難う
蓮也にはとっても感謝してる
これからもずっと傍にいてね
貴方となら、どんな事も乗り越えて行ける気がするし。貴方の事しか見えない
私には蓮也がいればそれでいいの
「そろそろ帰るな」
「うん。あ、ねぇ…幼なじみの事なんだけど……優しく、してあげてね?」
「ああ、わかってる。お前が心配する様な事はもうない。今夜は梨花を外食に連れてって来る」
「流石蓮也。蓮也のそう言う所、好き。私も退院したら、外食に連れてってね」
「ああ、一緒に行こうな。じゃあな」
「うん、バイバイ」
蓮也は私へと触れるだけのキスをして病室を後にした
久し振りに感じる蓮也の温もりに胸がキュッとなった
本当に好き
これからもずっと好きだよ。