嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
蓮也以外の人と身体の関係を持ってしまった事は正直まだショックだし思い出したくないけど、蓮也が傍にいてくれるから大丈夫
忘れるのは時間の問題だよね
「用意出来たか?」
「うん。蓮也、毎日来てくれて有難う。仕事しながら大変だったでしょ?」
「いや、お前に会えるのが楽しみだったからな。苦に思った事は一度もない。俺がお前に会えるのを望んでした事だからな」
「…有難う」
「どう致しまして。行くか」
「うん」
私の荷物を手に持ち病室を後にする蓮也に続いて、私も病室を後にした。