嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


片想いがつらい気持ちはよくわかるから…何だか切ないし…胸が痛い


梨花ちゃん、だっけ。いつか蓮也の事を過去に思えるくらい惚れられる人と出会えたらいいのに


私、応援してるからね



「少し寝るか?」


「ううん、寝ないよ。私なら本当に大丈夫だから。もう少し蓮也と一緒に過ごして話したい」


「ったく、お前は」



部屋へと入ると蓮也と共にソファーへと座り、蓮也の肩側へと身を凭れさせて静かに目を閉じる


またこうして蓮也と共に過ごせる日が来るなんて、私はとっても幸せ。本当に幸せ。



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