嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
蓮也カッコイイからな…
明らか私と釣り合ってない感じだよね…?なんか凄く不安になって来た
かえって行かない方が良い…?
でもそんなの蓮也が許してくれなさそうだし、無理矢理にでも連れてかれそうだしな
あ、仮病使う?
ううん、多分バレちゃうよね。直ぐに気付かれちゃう気がするし、もうどうしようもないか
半ば諦め掛けていた時、玄関のドアが開く音がした。蓮也が帰って来た
「お帰りなさい」
「ただいま。風呂、入って来る」
「あ、うん」
「…一緒に入るか?」
「へっ!?は、入らないよ」
「だろうな」
蓮也は脱衣所へと入って行った。もう、びっくりしたじゃない。