嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
この感じ前にもあった様な…
「蓮也の知り合いじゃぁ…」
「多分な。その内諦めて大人しく待ってるだろ。気にするな」
「へっ!?き、気にしないのとか無理だよ!?だって、インターホン連発してるよ?」
「…ったく」
蓮也は渋々立ち上がると玄関へと向かう。なんとなくだけどドアの向こう側にいる人物が予測出来る私
だって、前にもあったもの。似た様な事が前にもあった。お笑い芸人的なあの人だよね絶対
私はリビングのドアをこっそり開けて玄関の方へと視線を向けた。