嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
十、見知らぬ男の追跡
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蓮也の仲間達との食事会が無事終わってから二週間が過ぎ、来週には蓮也の両親への挨拶を予定している
私の両親はもうこの世には居ないし、親戚は親戚でいるらしいけど幼き頃に会っただけだから記憶にない
葬式の時、私はまだ17歳の未成年だったから喪主にはなれずただ親戚の傍で立っている事しか出来なかった
後気になっていたのは親戚の人達が他人行儀で私から一線置いてる気がしてならなかった事
その時はあまり深く考えなかったけど、今思うとやっぱり不思議で仕方ない。