嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


「お帰りなさい」


「ただいま。昨日は帰れず悪かった」


「ううん、大丈夫だよ」



玄関へ上がるなり、蓮也は前屈みになり私の頬へと口付けを落としリビングへと入って行く


蓮也、疲れてるのかな


何か元気ない気がする


大丈夫かな



「蓮也、ご飯は?もう寝た方がいいかな?」


「今日は風呂入って寝る」


「…うん」



蓮也、疲れてるのに余計な事言っちゃいけないよね。また後日でいいか。



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