嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「こ、困ります!帰って下さっ……っ!?」
「なぁデートしようぜデート」
「…い、やっ。離してっ…!」
玄関のドアを閉めようとした刹那、男は片足をかましそれを阻止し私の手を引き強引に抱き締められた
この人、蓮也がいる事分かってて態としてる。腕を振りほどこうともがくもがっしり固定されてる為身動き出来ず
蓮也以外の人とこんな風になるなんて嫌。鳥肌が立ってるくらいぞっとしてる
こんな所蓮也に見られるの絶対やだ…何とかしなきゃ。