嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


ねぇ蓮也


今日は私も貴方に触れたくて仕方ないの


どうしてかな


さっきの事件のせい?


貴方が私の元へ戻って来てくれた時の事が頭が離れなくて


沢山触れたくて


貴方を沢山感じたくて仕方ない


こんな事、口が避けても言わないけどね


悔しいから言ってあげないんだから



「里桜」


「ん?」


「愛してる」


「っ…私も愛してる」



また急に甘い事言って、タイミング良いんだから


そんな蓮也に溺れてる私も私だと思うけど、こればかりは仕方ないね


蓮也、今夜は一晩中抱いてね


私の事、可愛がってね。



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