嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「久し振りに二人っきりで過ごせるから、今からお泊まりデートなの。今日は里桜さんが見れただけで十分」
「年考えろ」
「あら、失礼しちゃうわ。年齢なんて関係ないわよー。って事で里桜さん、今度は家に遊びに来てね。皆、里桜さんなら大歓迎だから」
「は、はい。有難うございます」
「って事で今日はもう行くわね。里桜さん、これからも蓮也の事宜しくね。蓮也、無茶はしちゃダメよ?いい?」
「ったく、ガキじゃあるまいし」
「いつまでたっても私達にとっては子供に代わりないんだから。じゃあまた連絡するわね。バーイ」
「じゃあな」
いきなり来たかと思えば嵐の様に去って行きやがった。