嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「里桜、式場探しはまた後日にして今日はデートするか」
「蓮也…もしかして気を使ってくれてる?」
「…いや」
「クスクス。蓮也は優しいね本当に。私なら大丈夫だよ」
「そうか。ならば予定通り式場見に行くか」
「うん!」
里桜は俺の手を取り駐車場へと向かい歩き出す
無理させてなければ良いが…
お前は表情に出さないからな
時々お前の心境を悟れず何を考えてるのか分からない時がある。