嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「言いたくなっただけだ」
「いつも不意打ちなんだから」
「不意打ち好きだろ?」
「へ!?」
「お前が不意打ちに弱い事、気付いてないとでも思ったか?」
再び里桜の耳元へと顔を寄せる
どんな反応するのか楽しみだ
「ヤってる時は特に感度上がるだろ?」
「っ!?」
「可愛い奴」
耳まで赤く染める里桜
こういう話になると相変わらず不慣れさが窺える
そんなお前がまた愛らしくて仕方ない。