嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「私、これからもあの人と会おうかな。お母さんと呼べる日が来るかは分からないけど…会いたくないって思わないの」
「無理に母親を意識する事なんかねぇ。その内自然に思えて来んだろ」
「そうだね」
蓮也の言う通りだわ。無理にお母さんだと思わなくて良い。普通に会って食事するだけで良いんだから
深い事は考えずに、ただ会って楽しめば良いのよね
「蓮也、有難う」
「礼なら身体で払え」
「なっ!?ま、またそう言う事言うんだから。蓮也のえっち」
「お互い様だ」
蓮也はふっと小さく笑うと、私を再び軽々と抱き上げ寝室へと入って行く
身体でって…本気だったんだ
もう蓮也ったら本当に野獣なんだから
だけどそんな蓮也も好き
愛してるよ。