嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「蓮也が堂々とし過ぎなの。聞いてるこっちが恥ずかしいんだから」
「ふ、そうか。今夜は好きにさせて貰うからな」
「いつも好きにしてるのは気のせい?」
「あぁ、そうだったな」
蓮也は軽く笑うと、車のエンジンを掛けて発進させ家へと向かった
「…蓮也」
「何だ?」
「私を選んだ事、後悔してない?」
「当たり前だ。お前以外、考えられねぇからな」
「そっか、有難う」
蓮也、さっき守ってくれた時、とっても嬉しかった。