嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
二人の入籍日は来月のクリスマスにするから、その日と二人の名前を内側に入れて貰う
出来上がるのが凄く楽しみ
店員さんは仕上がり日時の書いた控えを蓮也に渡しては、満面の笑みを浮かべ見送る
蓮也、大層なお客様なんだろうな
「蓮也、有難う」
「どう致しまして」
「大切にするね」
「ああ。気分は悪くないか?」
「えぇ大丈夫」
「良かった」
蓮也との結婚指輪、早く来ないかな。楽しみで仕方ないよ。