嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
此処最近ご飯もまともに食べられない所か、作るのさえつらくて家事はさぼりっぱなし
蓮也に申し訳なく思うんだけど、脳裏とは裏腹に身体はいう事をきいてくれずで
明日は大切な日だから、何とか少しでも体調が良くなってくれると良いんだけど
「ベッド戻るか?」
「…うん」
蓮也は私の身体を軽々と抱き上げベッドへと運んで、静かに寝かせてくれた
「…蓮也…ごめんなさい」
「何で謝る。夫として、子供の父親として当たり前の事をしてるだけだ」
蓮也は優しく微笑むと私の頭を撫でてくれる。