嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


「…――ん」



どれくらい寝たのだろう


ゆっくりと目を開くと、見慣れた天井と共にリビングで何か音がする


ミキサーの音?


身を起こしリビングへと入ると、そこには衝撃的な光景が視界に飛び込んで来た


蓮也が何か作ってる


もう帰宅したの?



「蓮也?」


「起きたか」



蓮也の傍へと歩み寄った。



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