嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「……も、もうー」
「可愛い事するのな」
蓮也は私の頭をぽんぽん叩きながら笑みを浮かべる
か、可愛くなんてないよ
恥ずかしいだけだよ…
自然と頬が真っ赤に染まり熱を持ち始める中、赤い頬を見られぬ様に蓮也に背を向ける
「そ、それよりご飯食べる?あ、コーヒーだけが良いかな?」
「お前が良い」
「わかっ……――え?」
蓮也は背後から私を抱き締めると首筋へ顔を埋め、啄む様に幾度も口付ける。