嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


シャワーの音が止んで暫くして蓮也がジーンズのみの格好でリビングへと入って来た


いつ見ても逞しい身体に思わずごくんと生唾を飲み込んでしまう私


蓮也の身体を見ていたら、無性にドキドキと胸が高鳴り妙に欲情してしまって、まともに蓮也の顔が見れない



「お、お帰りなさい」


「ただいま。よく眠れたか?」


「ぐっすり眠れたよ。まだ頭がぼーっとしてるくらい眠れた」


「なら、完全に起こしてやる」


「…え?」



蓮也は不意に私の身体を引き寄せ唇を重ねられた。


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