嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


愛でる様に、時折情欲を掻き回す様に幾度も口付けを交わし身体に力が入らなくなる


もう駄目…


これ以上抵抗出来ない


蓮也が欲しい



「…良い子だ」



蓮也の低い声が耳元で聞こえる。私の大好きな人の声


もう、このままどうなっても良い


今はもう、私だけの蓮也


私だけを見て私だけを感じて


貴方の温もりを飽きる程沢山伝えて。



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