嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
「…ん………あれ…?」
私、いつの間にか寝ちゃってた?
あのままソファーでして、それからベッドでもして…そのまま寝ちゃったんだ私
蓮也?
蓮也は…隣りでぐっすり眠ってる
腕枕してくれてたんだ
「クスクス。よく眠ってる」
寝息を立てる蓮也の頬を人差し指で軽く突っつき、間近で見つめる
さっきは本当に潰されちゃうかと思った。蓮也、何回もするんだもん
だけど、嬉しかった
私の事求めてくれてた事が凄く伝わって、とっても嬉しかった。