嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


「蓮ちゃんの本命って事?ふぅん…」


「それより梨花。何故俺に連絡よこさなかった?」


「だって蓮ちゃん…忙しいかなって…」



幼なじみの女の子は私の顔をじっと眺める様に見つめては視線を逸らした


見た目からして何か高校生っぽいんだけど、何歳なのかな?


って私が居ても平気かな。何か空気がどんよりしそうな雰囲気なんだけど…



「…あの、私そろそろ…――」


「お前は此処にいろ」



立ち上がろうとした矢先、手首を掴まれまたソファーへと座らされた


居てもいいのかな…?



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