嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


仕事が終わり帰宅するや否や、マンションのロビー入口の前に見覚えのある女性が立ってる


見覚えのあるって言うか…あの雰囲気に長い髪…制服らしき服装は…蓮也の幼なじみ?


ちょっと待ってどうして幼なじみが私のマンションにいるの?蓮也と一緒に来たとか?


まさかね。蓮也がそんな事する訳ない。私に用があって来たとは限らないし、知り合いがこのマンションにいるかもしれないし


素通りしても大丈夫よね?こんにちはって挨拶するだけで良いよね?


自然と足早にロビーに向かってる私


とその時



「ちょっと待ってーや」



幼なじみが私に声を掛けて来た。



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