嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-


去年の私の誕生日の時、蓮也、女と居たのに私の見ていたネックレスを覚えててくれてたんだ


蓮也が私に似合う色を選んで、買ってくれたネックレス


大切にするね




「蓮也、有難う…凄く嬉しい」


「礼ならキスで良い」


「…え?」


「ほら」




蓮也は身体を少し前に倒し私の顔へとぐっと顔を寄せる


き、キスって私から?


な、何か恥ずかしくて…蓮也みたいにさらっと出来ないよぅ!?



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