嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
『ねぇ里桜。今から時間ある?あるなら、明日休みだし飲みに行かない?』
「時間ならあるけど、どうしたの?清美からの誘いなんて、珍しいね」
『……たまには里桜と飲みに行きたいなって思ってね。時間あるなら行こう?駅前の居酒屋で待ってるね』
「わかった。また後でね」
電話を終えると私は早速部屋を出て駅へと向かう
ここ最近清美からの誘いがなく、彼氏でも出来たのかと思っていたけど、違うのかな?
本当にどうしたんだろう。清美、聞いて欲しい話しでもあるんだろうか。